Released: December 19, 2012

風が木の枝を揺らし
枯葉たちが舞い始めたら
街はカーディガンを着るように
冬が静かに近づいて来る

バスの停留所で
君を待っていても
沈む夕陽が
早くなって来て
切ないよ

あっという間に少女は
大人びて
少し薄暗い道
走って来る
ずっと 束ねたその髪
ほどいてたから
昨日と違う
見たことない
オーラだった

冬の制服と気持ちは
どこで着替えればいいのだろう
衣替えなんて先だけど
地面からそう
冷えて来るよ

バスのテールランプを
僕はやり過ごして
部活帰りの
君を待っていた
会いたくて・・・

あっという間に少女は
美しく
2人 同級生と
思えないよ
同じ中学の頃には
みんなのように
冗談言って
ごく普通の
君だったのに・・・

あっという間に少女は
輝いて
今の帰り道では
眩しすぎる
僕の声も聴こえない
遠い場所へと
君は1人で
大人の国
行ってしまうの?