Released: March 30, 2016

教室きょうしつの床ゆかは
日ひ差ざしの幾何きか学がく
いくつかの三角形さんかっけい
春を描(えが)いてる
掃除そうじをしながら
みんなでふざけても
日向ひなたの場所ばしょを踏ふめずに
ぴょんと跨またが(また)いでた
誰だれかの想おもい かたちあるもの
壊こわしたくない
私わたしのせいで何なにかが
影かげになってしまうのは
胸むねの奥おくが切せつなくなる
彼女かのじょがいる
知しってしまった
あの人ひとのことは
大だ好いきだけれど
しあわせの邪魔じゃまするなんて
できやしない
恋は心が描(えが)く
美うつくしい図形づけい
陽ひが沈しずみかけて
カーテンを閉しめたら
複雑ふくざつな関係かんけい図ずは
すべて消きえていた
椅子いすとか机つくえを
元もとに戻もどしても
いつもとどこか違ちがって
何なに(なん)か気きになった
変かわらないもの 変かわってくもの
目めの前まえにある
校舎こうしゃにチャイム響ひびいて
誰だれもいない教室きょうしつじゃ
独ひとりも言いえなくなる
彼女かのじょがいる
ショックだったけど
あの人ひとがちゃんと
付つき合あっているなら
運命うんめいを変かえたいなんて
思おもわないわ
愛あいは何なにより強つよい
真実しんじつの証あかし(あかし)
彼女かのじょがいる
知しってしまった
あの人ひとのことは
大だ好いきだけれど
しあわせの邪魔じゃまするなんて
できやしない
恋は心が描(えが)く
美うつくしい図形